☆☆兵庫県のダムNo.3☆☆

★加古川水系のダム(その2)

川代ダム
竣工年 1990(平成3年)
所在地 兵庫県篠山市大山下
河川名 加古川水系篠山川
ダム種類と目的 ゲートダム〔かんがい・水道〕
ダムの規模(HxLxV)と総貯水量 9.0mx95.0mx17,000m3〔1,280千m3〕
ダム事業者と施工者 農林水産省〔フジタ〕








早朝、朝霧につつまれ、幻想的なゲートダムも、やがて霧が晴れると、赤と白のコントラストも鮮やかに姿をあらわした。梅雨のさなか、水量もたっぷり。ゲートを落ちる落水の音をBGMに鶯がさえずる。下流の高水敷には、「のかんぞう」の花が咲き競う。時折、隣接する福知山線の通勤列車がゴー音をとどろかせる。人気が無いだけに人間くささが暖かく漂う。堰あげられた水は、長いトンネルを通って大川瀬ダムに注がれている。




大川瀬ダム
竣工年 1990(平成3年7月)
所在地 兵庫県三田市大川瀬
河川名 加古川水系東条川
ダムの種類と目的 重力式コンクリートダム〔かんがい・水道〕
ダムの規模(HxLxV)と総貯水量 50.8mx164.0mx120,000m3〔9,280千m3〕
ダムの事業者と施工者 農林水産省〔清水建設・大豊建設・住友建設〕










ダムの下流に立つと、巨大なコンクリートの塊が黒ずんで見える。曲がりくねった急さかを登りきるとダムサイトにでる。堤頂から見るダム湖は、湖岸に瀟洒な家などが見え隠れするのだが、どこかよそよそしい。人造湖が風景に馴染むのには、まだまだ時間が足りないのだろうか?湖面は、満水というのに。ここに貯水された水の一部は、トンネルを通って呑吐ダムに送られている。




呑吐ダム(衝原湖)
竣工年 1989(平成2年)
所在地 兵庫県三木市三津田
河川名 加古川水系山田川
ダムの種類と目的 重力式コンクリートダム〔かんがい・水道〕
ダムの規模(HxLxV)と総貯水量 71.5mx260.0mx370,000m3〔18,860千m3〕
ダムの事業者と施工者 農林水産省〔大成建設〕










何時見ても、重力式コンクリートダムは、下流から見るとその大きさに圧倒される。人間の凄さにあらためて驚く。だが、黒ずんだ巨魁には、温かみは感じられない。巨大過ぎるのか?人間本来の温かみと共生できていないのではなかろうか?貯水された水は、誰もが恩恵をこうむってるはずなのに。何故、人々の日常性から遊離して感じられるのだろうか?人は、何かを忘れてしまったのだろう。満々たる水は大川瀬ダムからも送られてきている。




鴨川ダム(東条湖)
竣工年 1951(昭和26年11月)
所在地 兵庫県加東郡東条町黒谷
河川名 加古川水系鴨川
ダムの種類と目的 重力式コンクリートダム〔かんがい〕
ダムの規模(HxLxV)と総貯水量 43.5mx97.0mx50,000m3〔8,676千m3〕
ダムの事業者と施工者 農林水産省〔大成建設〕


堤体の下流に立つことは出来なかった。あの勇姿(?)は残念ながら見れなかった。ダム湖の周辺は、珍しく観光開発されている。遊覧船あり、ボートあり、遊園地あり賑やかである。しっとりとした豊かな安らぎは無いが、遊園地の名前の通り「おもちゃ王国」そのままである。子供たちの黄色い歓声が今にも湖面を渡ってきそうである。休日には賑わうのだろうか?




安政池
竣工年 1963(昭和38年)
所在地 兵庫県加東郡東条町松沢
河川名 加古川水系東条川
ダムの種類と目的 アースダム〔かんがい〕
ダムの規模(HxLxV)と総貯水量 29.0mx185.0mx186,000m3〔559千m3〕
ダムの事業者と施工者 農林水産省〔勝村建設〕


東福寺参道の入口を過ぎ、狭い道路を進むと山の稜線に続くアースダムの堤頂の高さに圧倒される。急坂をのぼり、別荘地を抜けると堤頂に辿り着く。夏草の繁った堤体が梅雨の晴れ間の蒸し暑さを倍加させる。余水吐の水音が、わずかに涼を誘う。茂みの木陰でアゲハ蝶もはねを休める。完成して40年。満水の池は、やっと周辺の景観に仲間入りを認知されたのだろうか?水面は木々の緑と呼応してきらきらとさざめく。人を包み込むように。




船木池
竣工年 1958(昭和33年)
所在地 兵庫県小野市万勝寺町
河川名 加古川水系東条川
ダムの種類と目的 アースダム〔かんがい〕
ダムの規模(HxLxV)と総貯水量 31.0mx334.0mx253,000m3〔1,620千m3〕
ダムの事業者と施工者 農林水産省〔第一土木〕


県道から徒歩で10分あまり、ぬかるんだ砂利道を登りつめると、半世紀近く前(45年前)に完成した船木池である。その歴史に感動である。堤頂長334mの堤頂を歩くと湖水の静けさに引き込まれる。草刈機のエンジン音、堤体の草刈か?重機の音も聞こえる。やがて、堤体もスッキリするに違いない。



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